Solutions 02
レーザタブノッチングシステム
2023.8.14 2023.8.28
レーザタブノッチングは、レーザを使用してバッテリー電極箔に正負電極タブを成形する加工方法です。現在では車載用リチウムイオン電池の製造時に広く使用されています。
従来の機械的な加工方法で必要であった刃物の管理、交換が不要となるだけでなく、タブ形状を自由に変更できる高い加工自由度、加工タクトの短縮が可能です。
- 低熱影響
- 高加工精度
- 高生産性

メリット
Merit
伯東は、リチウムイオン電池に使用される電極箔への正負電極タブの成形に利用できるレーザノッチングシステムを日本で最初に市場投入したパイオニア企業です。伯東のレーザタブノッチングシステムは、以下の点で技術的な優位性を持ったレーザエンジンです。
低熱影響
大口径2Dガルバノスキャナ、高集光性レンズの採用により、高いビーム集光性を実現できます。これにより、小スポット径でのレーザ加工が可能となるだけでなく、熱影響が非常に小さい加工を可能にします。
高加工精度
高加工位置精度を持つ2Dガルバノスキャナの採用により、高精度かつ高繰り返し再現性の切断加工が可能です。
高生産性
高速走査可能な2Dガルバノスキャナの採用により、ロール搬送速度100m/分での切断が可能です。また、独自の加工パラメータ制御ソフトウェアによって、ロール搬送、スキャナ走査、レーザ出力を連動制御可能です。これによりロール始動時から停止時までの間、常に一定の切断品質を維持することが可能です。
以上の点が伯東のレーザタブノッチングシステムの技術的優位性です。伯東のシステムは、高精度な加工と高生産性の両方を備えており、リチウムイオン電池の製造において効果的なシステムとなっています。
伯東のサービス
Service
伯東では、リチウムイオン電池電極タブ成型に対してレーザタブノッチングと呼ばれる加工システムを提案しています。レーザタブノッチングによって作成されたタブは、数十マイクロメートル単位の精度で制御され、高い均一性と繰り返し再現性を実現します。タブ形状の加工誤差は、リチウムイオン電池の性能に影響を与えます。タブはリチウムイオン電池における電気の出力等に関与し、バッテリーの性能を大きく左右します。そのため、バッテリーの信頼性と安全性の確保には、高精細なタブ形状作成だけでなく、タブ形状の間の加工誤差を小さくすることが重要です。
伯東では、この問題に対し、2Dガルバノスキャナと高出力発振器を組み合わせたシステムを提案しています。2Dガルバノスキャナは、高速かつ精密なレーザの位置制御を実現します。高出力発振器は、レーザのエネルギーを効率的に供給し、加工品質を向上させます。さらに、独自の追従性向上技術により、レーザ加工時の高い生産性も可能にしました。高生産性は製品のコスト削減に寄与します。
このような利点から、多くのリチウムイオン電池製造工程に当社システムが導入されています。
まとめ
Message
リチウムイオン電池製造の際に、電極箔への正負電極タブの加工にお困りではありませんか?
伯東はレーザノッチングシステムを日本で初めて市場導入したパイオニア企業であり、電極タブ加工に最適なシステムを提供できます。当社のレーザノッチングシステムは、2Dガルバノスキャナを採用しており、高加工精度を実現しています。また、独自の仕様により、レーザ光の高速追従性を実現しています。これにより、加工速度は100m/分を超える高生産性が実現できます。
リチウムイオン電池セルの製造においては、さまざまなハードルが存在します。加工精度の確保や高い生産性の実現、新規材料の導入など、加工に関連する課題はまだ完全に解決されておりません。
レーザ加工でお困りの際には、ぜひ伯東にご連絡・ご相談ください。伯東は豊富な経験と技術力を持ち、レーザ加工に関するさまざまなニーズに対応することができます。高い加工精度と生産性を実現するために、最適な機器や加工条件も提供できます。お客様の要求に合わせた最適な解決策を一緒に検討いたします。
当社はお客様の加工ニーズに真摯に向き合い、信頼性の高いシステムを提供することを重要な使命としています。レーザ加工に関するお悩みやご要望がありましたら、お気軽にご連絡ください。専門のスタッフが丁寧に対応し、最適なシステムを提案いたします。